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サッカー日本代表候補に選出される方法:澤村公康・小楠健志
はじめに
この本の中には2つの世界が常に表現されています。
目に見える世界と見えないインナーワールド。
ゴールキーパーは、ボールを触る機会が少ないポジションですが、ボールを触っていない時にこそ真価が問われます。
いいキーパーは、試合そのものも大切にしますが、試合前の準備と調査に時間をかけます。
キーパーは守りの要ですが、最も攻撃的なポジションでもあります。
キーパーは、運動能力はもちろんですが、会話をするポジションです。
シュートを止めるのは一瞬ですが、キーパーは常に全体を俯瞰して将棋指しのように10人を動かすポジションです。
という風に、目に見える世界では、ゴールキーパーが活躍するのは試合の中で一瞬ですが、見に見えないところでは試合全体を動かし人間の能力全てを要求されるポジションです。
最終的には観衆10万人の中で自国の代表10人を言葉で動かし、相手国の代表11人と相対し打ち勝っていく、人間の能力全てを出し切らなければ務まらないポジションです。
ゴールキーパーに要求される能力は人間の持つ能力全てです。
この本に書かれている体験と教えは、全ての人に当てはまる話でもあります。
コミュニケーション能力、言葉の選び方、リーダーシップ、判断と決断の違い、良いチャレンジとは、思考、抽象と漠然、自分とは…。
ゴールキーパーというポジションを通して、澤村ワールドを堪能していただければと思います。
小楠 健志
日本代表候補に選出された
シュミット・ダニエル選手(Jリーグ・ベガルタ仙台所属)
との対談を巻末に掲載!
著者プロフィール
澤村 公康
ロアッソ熊本トップチームゴールキーパーコーチ
元日本高校選抜ゴールキーパーコーチ、元女子日本代表GKコーチ、JFAナショナルコーチングスタッフ
中学時代のサッカー部でゴールキーパーにのめりこんで以来ゴールキーパー一筋の高校、大学時代を送る。
大学卒業後は、鳥栖フューチャーズ(現サガン鳥栖)を皮切りにブレイズ熊本、浦和レッドダイヤモンズ、女子日本代表、川崎フロンターレ、日本高校選抜等でゴールキーパーコーチを務め数多くのゴールキーパーを育て上げる、ゴールキーパーコーチのスペシャリスト。
2015年1月、ロアッソ熊本トップチームゴールキーパーココーチに就任し、活躍中。
澤村公康氏の活動を紹介するページ「澤村公康.com」
小楠 健志
思想家・社会事業家
元総合格闘技プロシュート世界フェザー級2位、ブラジリアン柔術アジア大会優勝
2012年に「NPO法人ジコサポ日本」を設立。
資格を発行し、3年で1,600名以上の資格者を輩出している。
2015年にALL WIN Mediaを発足し書籍・映像・WEB・動画を創造し発信。
2016年ソーシャルビジネスを通し社会起業家の育成をしていく「第4ビジネスメソッド研究所」を設立。
2017年メンタルのインフラを全国に構築していくべくThe Change株式会社を設立。
そして「幸せな天才になる方法・空中思想論」を世界に向けて発信している。
目 次
まえがき
第1章:日本代表候補に選出される方法
第2章:ゴールキーパーに必要な成功する要素
第3章:月は観測しているときだけあり、観測していない時
にはない
第4章:熊本地震に遭い”当たり前”とは何かを考える
第5章:抽象、漠然、具体
第6章:自分は自分にしかなれない
第7章:シュミット・ダニエル選手との対談
あとがきにかえて
■内容の一部をここに紹介!■
第1章:日本代表候補に選出される方法
澤村:日本の子供たちは、あまりキーパーをやりたがりません。
それは『点数を取られたら自分のせいになる』という考えがあるからです。
『もし点数を取られたら…』と思っている時点で、その子は既に失点しています。
なぜなら点を取られた自分を、イメージしているからです。
南米の子供たちは『俺がボールを止めれば勝利につながる。目立つ。評価される』というように、止めた時の事しか考えていません。
これを見てわかるように、はじめから両者のマインドは全く違っています。
マインドの違いは大きな結果の違いにもつながっていきます。
僕自身、日本にゴールキーパーをポジティブなイメージとして浸透させる義務があると感じています。
第2章:ゴールキーパーに必要な成功する要素
小楠:守りの要であるキーパーが最も攻撃的なポジションとは、これも一般の方が思うところとは真逆の認識です。
ここで澤村先生の考える”ゴールキーパーに必要な要素”とは何かを教えて下さい。
澤村:やはり1番大切なものはリーダーシップだと思います。それがあるからこそ、試合を動かすことができます。
そして、ゴールキーパーは仲間に提案をして、チームで実行に移していくための舵取り役でもあります。
その次に大切なものは、意志を仲間に伝えるために必要なコミュニケーションスキルです。
”会って話す”と書いて”会話”という言葉になるように他人ありきのコミュニケーションですから、もちろん相手の意志も尊重しながら話を進めていく必要があります。それが最も重要な事だと感じます。
第3章:月は観測しているときだけあり、観測していない時にはない
小楠:澤村先生はマイナスに縦線を入れたらプラスになるとよくおっしゃいますが、簡単な事ではないと思います。
こうしたマインドの持ち方をどのように教えているのでしょうか?
澤村:”前向きにチャレンジしよう”と言っています。
そうする事によって上手くいかなくても、そのマイナスには縦線が入りやすくなります。
なぜならそれは自分から仕掛けたアクションだからです。
反対に受け身で作ったマイナスには縦線は入りません。
だからこそ自分から仕掛けるようにしていく事が大切なのです。
続きは本編をご覧下さい。
前作もあわせてご覧ください。